不毛すぎるスポ根、練習は量より質の時代!
これまではスポーツの練習方法には、明確な効果がないにもかかわらず、指導者の好みや持論、思い込みによって、選手に強要されていた指導法が数多くありました。近年では研究やデータ収集の進化で明確なエビデンスが求められます。ゴルフも同様で、ひたすら練習を繰り返しても明確な効果がでず、怪我や故障に繋がるケースも多く、身体のメンテナンスもまだまだ必要性を認識されていないのが現状です。頑張ってたくさん練習して腰を痛めてゴルフが出来なくなれば元も子もなくなりますよね。
ゴルフの練習を考えると?
繰り返しボールを打つ事で脳が運動を覚え、筋肉に伝達します。ある程度の練習量は必要ですが体が故障しないことが大切です。野球では球数制限があります。身体には個人差がありますので自身に注意を払って故障のリスクを減らすようにしましょう。例えば1時間に100球ボールを打つのと、1時間に70球打つ場合、1時間に100球ボールを打つ方が成果には繋がりやすいと考えるのは当然ですが、1時間に70球を1球、1球セットアップから丁寧に打ちましょう。ゴルフは基本的に反復する運動ではなく1打打つ毎に同伴競技者のプレー待や自分のボールの落下地点まで歩き、次のショットの準備をして行きます。18ホールのプレーで実際にスイングしている時間はほんの少しです。
効果的な練習をするには?
限られた時間をいかに有効な練習にするかは、練習ポイントを明確にしポイントを絞る事と、実際のラウンドを常に想定し自分のスイングルーティーンを作りましょう。1球毎にセットアップの手順を確認しながら練習することでラウンドの時も慌てず、いつものルーティーンでOKと考えられるようにしましょう。練習で出来ない事はコースで出来るはずなく、でも練習でセットアップからがスイングの練習と考えておけば、コースでも再現性は高くなります。練習だとたくさんボールがありますし、ミスしても次のボールがありますがラウンドでは反復してスイングする事はありませんので、1球、1球成果の出る練習方法を見つけて行きましょう! 欧米では量より質という事で、長時間の練習は集中力の欠落と故障の誘発、トラックマンなどのデータ重視の練習方法に進んでます。ゴルフを上達するには絶対に練習が必要ですが、ただ練習するにも集中力と練習できる体力がさらに必要です。自分が現状で集中できる時間から効率の良い練習に切り替えていきましょう。スポ根へ走らないよう注意して下さい。