コンスタントに100切りを目指すAさん、最近のラウンドで前半はスコア43~47、後半が52~55と後半に苦戦しているとの相談がありました。前半はティショットも安定した内容のようですが後半になるとティショットの乱れからいろんなミスが出てしまうようです。前後半で何かスイングを変えている様子でもなく前半同様に慎重にスイングすことを心がけていたようです。以前より後半が崩れるとの相談があり前回のラウンドで事前に前後半のアドレスをスマホで撮影していただきましたところ、ミスの原因となる明らかな違いがありました。ポイントはアドレスです。前半は股関節から前傾しバランスが良いのですが、後半は前傾が浅いアドレスになってました。Aさんには前半と同じようにと心がけていたようですが、ここが大きなポイントです! 前半より後半のほうが体力面では疲労してます。無意識のうちにアドレスでの重心が踵寄りになっていたようです。ドライバ-で前傾が浅くなると、体幹の捻転が浅くなりインパクトで体の開きが早くなりスライスが大きくなります。アイアンでは上半身が突っ込みやすくひっかけ、酷いとシャンクまで出てしまいます。後半に崩れやすい方は、アドレスでの前傾チェックを忘れずに行いましょう。でも実際にアドレスはなかなか自分ではわかりずらいので、対処方法として、いつもより少しハンドダウンに構えてみると良いかもしれません。ハンドダウンに構えようとすると重心もつま先側に乗りやすく、ボールへも近く立ちづらくなりますのでぜひお試しください。スイングが乱れ始めたらまずはアドレスチェックが一番の特効薬ですよ!
